②弥生会計の科目設定・補助科目・部門設定の基本

※この内容は、画面を見ながら進める方が分かりやすいテーマです。
この動画では、弥生会計の科目設定・補助科目・部門設定の基本的な考え方と操作の流れを解説しています。
文章では、設定時に押さえておきたいポイントを簡単に整理しています。

この動画でやっていること

この動画では、弥生会計23の
科目設定・補助科目・部門設定 を中心に解説しています。

前回の「インストール・消費税設定」だけでは足りない部分を、
実務で使いやすい形に整えていく流れです。

① 消費税設定の追加確認

初期設定後、消費税の設定を開き、

  • 課税方式:本則課税
  • 仕入税額控除:個別対応方式
  • 経理方式:税抜
  • 端数処理:切り捨て

になっているかを確認します。
※ここは届出内容と関係するため、事前確認が重要です。

② 勘定科目の作成と注意点

勘定科目は、該当するグループ(現金預金など)を選んだ状態で作成します。

  • サーチキー(文字・数字)を設定しておく
  • 並び順はドラッグで調整可能
  • 決算書項目の設定を忘れない
    → 例:外貨預金は「現金預金」に含める

この設定を誤ると、決算書の表示が意図しない形になります。

③ 補助科目の作成

補助科目は、対象となる勘定科目を選択した状態で作成します。

例:

  • 当座預金
    └ 三井住友銀行
    └ みずほ銀行
    └ りそな銀行

補助科目は、後の入力効率や残高管理に直結するため、
しっかり作っておくことが重要です。

④ サーチキー設定(環境設定)

環境設定の「選択」タブで、

  • 文字検索(ローマ字)
  • 数字検索

どちらで科目を呼び出すかを設定できます。
入力スタイルに合わせて調整しておくと、入力が楽になります。

⑤ 部門設定

弥生会計プロフェッショナルでは、部門管理が可能です。

  • 営業部
    └ 営業一課
    └ 営業二課

のように階層構造で設定できます。

試算表では、

  • 課別の数字
  • 部全体の合計

を確認できるため、管理会計にも使いやすくなります。

まとめ

この動画では、

  • 勘定科目
  • 補助科目
  • 部門

を、あとから困らない形で設定する考え方を解説しています。

細かい操作は動画で確認し、
文章では全体像と注意点を押さえる使い方がおすすめです。

次回予告

次回は 「伝票辞書(仕訳辞書)の登録」 を中心に解説します。
よく使う仕訳を定型化することで、入力スピードと正確性を高める考え方を見ていきます。

ABOUT US
macaroni
大阪府在住。 中小企業・上場企業の経理部、税理士事務所での監査業務などを経験。 現場でひとりバックオフィスを回してきた経験から、 「無理なく続く経理の仕組みづくり」をテーマに情報を発信しています。