マカロニインポートとは?
※この内容は、画面の動きと一緒に見る方が分かりやすいテーマです。
この動画では、Excelで管理しているデータをそのまま仕訳入力に使う考え方と、全体の流れを解説しています。
文章では内容を整理していますので、手順の確認や見返し用として活用してください。
マカロニインポートで使用する
仕訳投入用のExcelファイル一式は、
テンプレ集ページに掲載しています。
Excelで管理しているデータを、会計ソフトに二重入力していませんか?
日々の経理業務で、
- 日計表
- 集計表
- 部門別の管理表
などを Excelで作成している 会社は多いと思います。
その一方で、
- Excelに入力
- それを見ながら会計ソフトに再入力
という形で、 同じ数字を2回入力している ケースも少なくありません。
この記事では、 Excelで作った仕訳データをそのまま会計ソフトに取り込むためのツール 「マカロニインポート」 の考え方と仕組みを解説します。
マカロニインポートとは?
マカロニインポートとは、
Excelで作成した仕訳を、会計ソフトのインポート機能で取り込める形に変換するツールです。
「なぜわざわざExcelで仕訳を作ってからインポートするのか?」 と感じる方もいるかもしれません。
しかし、 多くの現場ではすでに 数字の元データはExcelに存在しています。
そのExcelを起点にすることで、
- 二重入力をなくす
- 入力ミスを防ぐ
- 仕訳入力を一気に終わらせる
ことが可能になります。
二重入力が発生する典型的な流れ
たとえば、
- 社内用の日計表をExcelで作成
- その金額を見ながら会計ソフトに仕訳入力
この流れでは、
- Excelに1回
- 会計ソフトに1回
合計2回、同じ数字を入力しています。
マカロニインポートは、 この「2回入力」を「1回入力」に減らすための仕組みです。
マカロニインポートの基本的な仕組み
① 社内で使っているExcel表をコピーする
まず、 普段使っている日計表や集計表を、 マカロニインポートのExcelファイル内に複製します。
② 仕訳シートを作成する
次に、 日計表の金額をもとに仕訳を作成するシートを用意します。
たとえば、
- 現金売上:150,000円
であれば、
- 借方:現金 150,000円
- 貸方:売上(取引先)150,000円
といった仕訳を入力します。
③ 金額を数式で連動させる
日計表の金額と、 仕訳シートの金額を Excelの数式で結びます。
こうしておくことで、
- 日計表の金額を変更すると
- 仕訳の金額も自動で変わる
状態を作れます。
日々の運用方法
このテンプレートを一度作ってしまえば、 日々の作業はとてもシンプルです。
- 新しい日計表を貼り付ける
- 仕訳金額が自動で反映される
- 変換ボタンをクリック
- インポート用データが完成
件数が多く、
- 部門が多い
- 科目が多い
といった場合ほど、 効果を実感しやすくなります。
仕訳辞書との使い分け
件数が少なく、 単純な仕訳であれば、 仕訳辞書を使った方が早いケースもあります。
一方で、
- 仕訳が複雑
- 入力ミスが起きやすい
- 毎回同じ構造のデータを扱う
といった場合は、 マカロニインポートのようなテンプレート型入力が有効です。
マカロニインポートを使うメリット
- 社内で使っているExcel表をそのまま使える
- 二重入力がなくなり、入力ミスを防げる
- 件数が多い仕訳を一括で処理できる
Excelでの管理が前提になっている現場ほど、 効果は大きくなります。
まとめ:Excelを起点にすれば、仕訳入力は一気に速くなる
マカロニインポートは、
- Excel → 会計ソフト
という流れをスムーズにつなぐためのツールです。
すでにExcelで数字を管理している場合は、
- 入力方法を変えるだけで
- 経理作業のスピードと正確性を大きく改善
できます。













