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立替経費を片づける

2026 1/10
毎日の経理

このページでは、従業員が立て替えた交通費などの経費を精算する流れと、ミスを防ぐためのルールを紹介します。
経費精算は締め日にまとめて行いますが、領収書の保管や申請は日々の仕事です。
そのため、このサイトでは「毎日の経理」として扱います。

結論:現金は減らしたほうがラクで安全

前回は小口現金の精算を取り上げましたが、結論としては 現金をそもそも扱わないほうが、ラクで安全 です。

今回は、現金の受け渡しを減らし、領収書と承認の記録をきちんと残す方法を紹介します。
会社の状況に合わせて、週に1回・月に1回など、締め日と支払日を決めて精算します。
例:毎週金曜締め・翌週月曜払い/月末締め・翌月○日払い

精算ツールが理想。でも高くて入れられないこともある

経費精算といえば、CMなどで知られている 「楽楽精算」 などが有名で、導入できれば一番早いです。

ただ、料金面で導入できない会社も多いと思います。
かといって、経理担当者が領収書を整理し、ひとつひとつ入力するのも大変です。

そこで私が提案するのは、グループウェアの導入です。

現実解:グループウェアのワークフローで回す

私の会社では、年配の方でも悩まずに使えそうな サイボウズ Office を導入しました。
(※料金は契約プランや人数で変わりますが、ひとりあたり月数百円〜のイメージです)

  • スケジュール
  • 掲示板
  • ファイル管理
  • ワークフロー
  • 報告書

といった機能がまとまって入っており、費用をかけられない中小企業でも導入しやすい部類だと思います。
詳細は別のテーマでお話しします。

流れはこれだけ:入力→承認→経理→支払

経費精算では、グループウェアの ワークフロー機能 を使います。

ワークフローで経費精算の入力画面を作っておき、従業員が各自で入力して申請します。
申請は次の流れです。

  1. 従業員が入力して申請
  2. 上長が承認
  3. 経理に回る
  4. 経理が支払う

この流れを電子化すると、経理の手間と紙の無駄がぐっと減ります。

※キャプション例:「ワークフローの経費精算入力画面(例)」

この画面を見れば、入力する内容はほぼ決まります。
最低限、次の項目がそろっていれば経費精算は回ります。

  • 利用日:いつ使ったか
  • 区分:交通費/消耗品費/会議費/旅費交通費/通信費 など(プルダウンにして迷わせない)
  • 支払先:店名・会社名
  • 現場名・内容:何に使ったか(ここが空欄だと後で詰む)
  • 金額:税込金額

この「入力→承認→経理→支払」の型にしておくと、
経理がやるのは 確認(突合)と支払 に寄せられます。

領収書は「貼付台紙」に、入力順で貼る

領収書は、各自が Excelの 領収書貼付台紙 に、ワークフローの入力順で貼って提出してもらいます。

👉 [領収書貼付台紙テンプレをダウンロード]

経理は、承認済みの申請内容 と 貼付された領収書 を照合します。
合っていることが確認できたら、振込の準備に進みます。

※ 領収書が添付されていない申請や、内容に記入漏れがある申請は、原則として差し戻します。

振込ミスをなくす:同じものを2つ作って突合する

振込の準備では、私は ①銀行の振込明細データ と ②支払帳 の2点を作ります。

どちらも、領収書貼付台紙に書かれている 名前 と 金額 を書き写します。
そして、この2点を突合して合っていればOKです。

同じものを2つ作って一致を確認することで、振込の誤りをなくしています。
面倒ですが、ここを省くと経理ミスは起こりやすくなります。

👉 [支払帳テンプレをダウンロード]

仕訳は「コピペ」でOK。理想はCSVインポート

次に仕訳です。
サイボウズに入力されたデータをなぞってコピーし、会計ソフトの仕訳に貼り付けていきます。
こうすることで、入力の手間が減ると同時に、経理担当者による入力ミスも防ぐことができます。

もっと良いのは、入力されたデータを使って CSVインポートすることです。
具体的なやり方は別のテーマでお話しします。

無料ダウンロードできる マカロニインポート を使うと便利です。

まとめ:経費精算は「入力の分担」と「突合」で回る

経費精算は、

  • 申請をワークフローで統一する(入力→承認→経理→支払)
  • 領収書を貼付台紙に入力順で出してもらう
  • 振込は「振込明細データ」と「支払帳」を作って突合する

この3つで、事務処理がスムーズになり、ミスも軽減されます。

今日の結論:経費精算は「社員が入力」+「経理は突合」に分けた瞬間に、速くなってミスが減ります。

▶ 毎日の経理|注文したら納品まで確認

毎日の経理

この記事を書いた人

macaroniのアバター macaroni

大阪市在住・50代。中小企業・上場企業の経理部、税理士事務所での監査業務など、経理・総務の現場を幅広く経験。人員や予算に余裕のない中小企業に向けて、弥生会計とExcelを使った経理の工夫や、社内ルールの整え方を紹介。無料ツール「マカロニインポート」や、経理で使える書式も公開中。

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